🌿🌿 hifu について 🌿🌿
hifu = ひふ = 皮膚
着るほどに体になじみ、第2の皮膚となりますように。
そんな思いを込めた物づくりをしています。
デザイン ⇨ 型紙作成 ⇨ 縫製 ⇨ 草木染め を一貫して行っていますので、細かいご要望にもお応えできるかと思います。
小物や洋服のオーダー・お直し・草木染め等も承っております。
お気軽にご相談ください。
🌿🌿 木糸の布とは? 🌿🌿
「木糸(もくいと) の布」は森林整備で出る間伐材からできた布です。
間伐材を極薄の和紙に加工し、その和紙を糸(=木糸)にして布を織っています。
間伐材は国産のスギ・ヒノキで、布になるまでのすべての工程を国内で行っています。
人にも環境にも嬉しい新しい素材です。
🍃🍃 木糸の布ができるまで 🍃🍃
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定期的な間伐 →
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主に大阪府内のスギ・ヒノキを活用 →
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樹皮を剥いでチップ化
地球釜(ちきゅうがま)と呼ばれる球体の釜で、チップ化した木材の繊維を柔らかくします。
釜は直径10メートルもの大きさで2tの木材を投入できます。
数日間、回転させながら熱を加えることでセルロース化させます。
この工程で出る不純物を含んだ廃水は微生物で長期間にわたって分解処理し、川に流します。
川に流す水質は大変厳しい基準で守られています。
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地球釜から窯出ししたところ →
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洗浄 → 精製 →
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無漂白なので木の色がそのまま残っています
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和紙を漉く →
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和紙を撚り糸にします。これが木糸です。
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→ 糸を織り布へ
🍃🍃 木糸の特徴 🍃🍃
❑ 毛羽立ちがないので敏感肌の方にも刺激が少ない素材です。
❑ 紫外線を通しにくい ・・・ UV加工ではないので何回洗っても性能は落ちません。
❑ 抗菌性 ・・・ 綿:1~1,5 麻:3 に対し、木糸:5.9 と高い抗菌性があります。
❑ 綿の1/3ほどの重さで軽量です。
❑ 速乾
❑ カーボンニュートラル ・・・ 木材が原料なので焼却しても大気中にco2を増やしません。
❑ 生分解性 ・・・ 土に埋めると微生物の作用により分解され自然へ循環します。
❑ 原料の間伐材はすべて国産で、布になるまでのすべての工程も国内で行っています。間伐材の活用が森林保全にも繋がっています。
木糸にはたくさんの空洞があり、夏は吸汗してくれるのでさらりとした肌触りでベトつかず、冬には空気を含むので暖かさを保つことができます。
夏の使用に適した紫外線カット・速乾・抗菌性、冬の使用に適した軽さと保温性があり、季節を問わず1年中快適にご使用いただけます。
🌱🌱 間伐材を活用すること 🌱🌱
日本の国土は7割が森林です。
森林は土砂災害防止、co2吸収による地球温暖化防止、水を蓄える、生態系を保ち生物を守るなどの重要な役割を果たしています。
健全な森林を守るためには定期的な木の間伐が欠かせませんが、 輸入木材におされて国産木材では採算が取れなくなってしまったため、手入れをされずに放置される森林もみられるようになってしまったそうです。
採算が取れないことから担い手不足による林業の衰退と森林整備不足による自然災害が懸念されています。
普段から国産木材を積極的に使えば、林業が活性化されバランスの取れた森林維持に繋がります。
近年、間伐材の活用が促進され様々な製品が作られていますが、間伐材から布を作ることは全く新しい取り組みです。
🌿🌿 草木染めについて 🌿🌿
⇢⇢⇢ 草木染めのこだわり ⇠⇠⇠
・草木染め染料はできるだけ手作りしています。 身近にある草木を季節ごとに採集して染料にしています。(現在、茜のみインド産です。)
・廃棄される食品なども再利用して染料にしています。
・草木染めは媒染液(ばいせんえき)を使いますが、環境負荷の無い明礬(みょうばん)と鉄のみを使用しています。
明礬は漬物の色止めにも使われる食品添加物で、市販のものを使用しています。
鉄は改装した古民家の古釘から手作りしています。
・草木染めはどうしても退色がありますが、中媒染にすることと3回から4回の重ね染めをすることで堅牢度が増すように丁寧に染めています。
⇢⇢⇢ 洗濯時にご注意いただきたいこと ⇠⇠⇠
✔ 色落ちがありますので、ほかの洗濯物と分けて洗ってください。
✔ 草木染め染料はアルカリ、酸に反応して変色することがあります。 洗剤を使うときは中性洗剤を使ってください。
✔ 草木染め染料は鉄に反応して変色します。特に濡れた状態で鉄に触れないようにしてください。
✔ 草木染め染料は紫外線に弱く退色しやすいので日光に当たらないよう陰干ししてください。